京都大学の原子炉を用いた医療照射は終了しました【BNCT】

BNCTの研究・臨床は今まで京都大学の原子炉(京都大学複合原子力科学研究所)を中心として行われてきて、その発展に重要な役割を果たしてきました。そして、病院でのBNCTの実現に向けて加速器を用いたBNCTも京都大学と住友重機械工業、ステラファーマが共同で開発を行い、2020年6月にはついにそれを用いた保険診療が開始されるに至りました。それをもって、京都大学におけるBNCTの医療照射は終了し、今後は関西BNCT共同医療センターと南東北BNCT研究センターにて保険診療としてのBNCTが開始されます。

京都大学での患者さんに対する医療照射は終了しますが、今後も京都大学はBNCTの基礎研究の拠点として原子炉と加速器を用いた基礎研究を継続されていく予定とのことです。

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