2020年2月5日にブログを開設して1年が経過したので、現状を報告します。なお、前回のブログ開設6か月の経過報告は以下の記事をご覧ください。
アクセス数・PVの推移
1日当たりの平均ユーザー数と平均PVは以下の通りです。
基本的に月10記事程度のペースで新しい記事をアップしており、10月には100記事を達成しました。基本的にこのブログに投稿する記事はプログラミング関係やバイオインフォマティクス関係の記事でありストック型の記事なので、記事数に応じてアクセス・PVも順調に増えていき、11月には月間1万PVを達成しました。
しかし12月になってから「Google コアアップデート(The December 2020 Core Update)」によると思われるアクセスの低下が発生します。さらに年末年始のためのアクセス低下も重なって12月は初めて前の月のアクセスを下回る結果となってしまいました。
実は本業が忙しくて12月は2記事、1月は1記事しかアップできていなかったので、さらなるアクセス低下を覚悟していたのですが、幸いなことに1月・2月は再び上昇傾向に転じました。ほぼ更新できていないにもかかわらずアクセスを維持できているのはストック型のブログの大きな強みだと思いました。
以上が最近の当サイトのアクセス数・PV推移の概観です。開設して3カ月は1日平均PVが1桁でしたが、4カ月目ごろからGoogleに認知されて指数関数的にPVが増加してきました。それでも、6カ月目の1日平均PVはやっと3桁になった程度でしたが、今では1日平均PVが約500まで成長したのは感慨深いところです。
「ブログ開設して3カ月は我慢の期間」と巷でよく言われますが、当サイトについては本当にその通りでした。1日平均PVが1桁でよく耐えたと我ながら思いますが、基本的に自分の勉強したことのアウトプット(=知識の整理)のために記事を書いていたからこそできたのだと思います。
アクセス元
2020/8-2012/1の半年間のアクセス元とユーザー数の推移は以下のようになっています。
当サイトのアクセス元は約95%が検索エンジンからとなっていて、Twitter等のSNSからの流入は1%程度という状況になっています。また、先ほども説明した通り一般的に技術ブログでは平日にアクセスが伸びて休日はアクセスが少ないという傾向がでると言われており、当サイトの半年間のユーザー数の推移のギザギザはそれを表しています。
読み物系のブログならTwitterを活用して記事を公開してすぐにアクセスを稼ぐことができますが、技術系のブログは基本的にTwitterで流れてきたのを見てアクセスするのではなく、困ったときに検索してたどり着くものなので、検索エンジンからの流入が主体になるのはやむを得ないことだとは思います。
SNSからの流入が主体のブログでは、記事をアップしてすぐにPVが増加するという特徴がありますが、逆に記事をアップしないとPVが落ちてしまうというデメリットがあります。それに対して、当サイトのように検索エンジンからの流入が主体のブログでは、記事をアップしてからその記事へのアクセスが安定するまでは1-2カ月のタイムラグがある印象です。その代わり長期間サイトの更新が滞ってしまってもPVが落ちることはないというメリットがあります。例えばこのサイトも、12月・1月はサイト更新がほとんどできていませんでしたが、PVは安定していました。
ここまで見てみると巷でいわれる「ブログ開設して3カ月は我慢の期間」というのは半分正しく、半分間違っているのかも知れません。当サイトのようにほぼ100%検索エンジンに頼っているブログを新規に立ち上げた場合は3カ月かもしくはそれ以上はアクセスがほぼない状態を覚悟しなくてはいけないでしょう。しかし、TwitterなどのSNSをうまく活用できればブログを立ち上げてすぐにアクセスを獲得することは可能かもしれません。もちろんそれにはTwitterからアクセスにつながるようなテーマであることや、ファンを獲得できるような良質なコンテンツである必要があることは言うまでもありませんが。
検索エンジンからの流入を増やすため
ターゲットとする検索エンジンは?
検索エンジンというとGoogleやBingなどがありますが、当サイトではおよそ以下のような割合でした。
- Google:78.1%
- Bing:16.3%
- Yahoo:4.9%
おそらく皆さんの想像通りだとは思いますが、まずはGoogleからのアクセスを増やすことが非常に重要です。
ちなみに個人的な印象ですが、新しく投稿した記事はBingには比較的早く上位に反映されるのに、Googleに反映されるのは少し時間がかかるような気はしています。
被リンクを増やす
検索エンジンからのアクセスを増やすSEOはいろいろ言われていて、被リンクは以前ほど重要ではないという話もありますが、そうはいってもやはり被リンクは無視できないと思います。しかし、ブログを始めたばかりのころは、「被リンクを増やさないと検索エンジンで検索されないが、ブログを発見してくれないと被リンクを増やせない」というジレンマに陥ってしまいます。
そのために当サイトでは、プログラマのための技術情報共有サービスであるQiitaのマイページや自分自身の記事からブログへのリンクを貼りました。また、Qiitaのアドベントカレンダーでは、Qiita上の記事ではなく自分自身のブログ記事をアドベントカレンダーとして登録することができるので、Qiitaからの被リンクを増やす意味でもおいしい企画だと思います(去年のアドベントカレンダーはそのために参加しました…)。
私自身はnoteには記事を持っていないのですが、noteに自分の記事を持っている方なら同様のことが可能だと思います。ただし、ブログに被リンクを稼ぐためだけの記事では信頼を落としますので、その辺は良識に基づいた判断が必要ということになります。
さらに、私自身はもともと趣味でアプリ開発をしていて、Microsoft Storeに自分のアプリを公開していました。そのアプリのサポート用のURLを自分のブログに設定したので、結果的にドメインパワーが最強のMicrosoftから被リンクをもらうことができたのは大きかったかもしれません。
ちなみに、「ブログ村」のようなランキングサイトにも登録しているのですが、こちらは検索エンジンへの被リンクという意味では有効に作用しているのかわかりません。というのも、ブログ村からのリンクはGoogle Search Consoleからは一向に認識されないので、Googleからは全く認識されていない状態だと考えられます。(nofollowタグが付けられているわけではなさそうですが、なぜなんでしょうか?)
ブログの収益化
当サイトでは収益化として「AdSense」と「もしもアフィリエイト」を併用しています。
AdSense
AdSenseはブログを開始してすぐ申請して運用開始していますが、収益が入り始めたのは6か月目くらいからでした。その後はPVに応じて収益は少しずつ増えていき、2020/11/2にAdSenseの関連コンテンツが開放されました。関連コンテンツ開放の条件は公にされていませんが、関連コンテンツ開放時の前月(2020/10)の当サイトの状況としては以下の通りでした。
- ユーザー数:5628
- PV:7761
- 記事数:104
また、2020/10にAdSenseに口座登録し、テストデポジットの入金なども行っていました。
やはり関連コンテンツのパワーは強く、現在はAdSenseの収入の半分程度を関連コンテンツが占めている印象です。
ここまで順調にAdSenseも運営してきていたのですが、2020/12/13になぜか「無効なトラフィック」のため AdSense の広告配信停止されてしまいました。全く思い当たることはなくGoogle アナリティクスでも証拠はつかめなかったのですが、もしかしたらAdSense狩りのようなことが行われたのかもしれません(Google アナリティクスもオプトアウトアドオンで簡単に回避されてしまいますしね)。結局AdSenseの再開までちょうど1カ月ほどかかってしまい、やはりブログ収入の不安定さを実感させられました。
アフィリエイト
ブログのブランドイメージの向上と収益化には相反する面もありますが、それを克服するにはブログのコンセプトに沿いながら読者に有益な広告を提供する必要があります。具体的には本サイトでは技術ブログなので、例えば自分のおすすめのプログラミングの書籍を紹介することはブログの価値向上にも合致しながら収益化もできると考えられます。それを実現させられるのがアフィリエイトです。AdSenseとは違い、アフィリエイトでは自分な好きな商品の広告を配置することができ、その商品が実際に購入されるなどの条件を満たすと報酬を得ることができます。
特に、ブログの収入源を1つだけにしていたら、AdSense狩りのような不慮の事故が起きたときのダメージが大きいので、リスク分散の観点からもアフィリエイトを併用するのは必要なことだと思われます。
アフィリエイトサイトとしては「A8.net」と「もしもアフィリエイト」がメジャーどころです。
両方とも登録して併用しているのですが、「もしもアフィリエイト」の方がAmazonの商品紹介の報酬率がいいので、そちらをメインに使っています。
今後の抱負
今では月間1万PVを安定して上回るようになって、ブログを始めた当初からは考えられないほど多くの人に見てもらうようになりました。そのことには自分でも驚くとともに、ただ感謝しかありません。そして、今後このサイトをどのように成長させていこうかということも考えています。
このサイトのテーマは「ライフサイエンス研究 × IT = ∞」です。ライフサイエンス研究にITの力を与えることで、さらに日本のライフサイエンス研究が発展していけるようにという願いを込めて、また微力ながらその力になれればよいなと思っています。例えば、ウェットな実験で便利に使えるガジェットを紹介したり、電子ラボノートの便利な使い方を紹介したりとやりたいことはたくさんあります。また、実験などで役に立つ便利ツールをWebアプリとして作って、このサイトに埋め込んでも面白いと思っています。さらに、今後の夢としては、電子ラボノート eLabFTWの運用をサポートするツールやeLabFTW用のクライアントアプリを作成して公開できたらいいなと思っています。
それでは、今後ともBioTech ラボ・ノートをどうぞよろしくお願いいたします。
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