「アプリ開発ノート」ということで、まずは今まで書く機会もなかった日記アプリのLife Story 365の開発について記録を残しておこうと思います。
[toc]Life Story 365の開発の経緯
もともとパソコンを使って日記を書いたりしていたのですが、既存の日記ソフトでは例えばアプリ内からデータを取り出せなかったり(=端末を変えたらデータが失われる)、特殊なデータ形式で保存されたり(=その日記ソフトの開発が終わったらデータが失われる)などでいまいち自分の満足するものがありませんでした。そこで開発したのがこのアプリです。
当初はテキスト形式で日記のデータを保存するアプリを作っていましたが、その後端末に依存せずに日記を保存できるようにオンラインカレンダーのアイテムとして保存するようにしました。アプリを.NETで作成していた関係で日記を保存する先のオンラインカレンダーはMicrosoftのOutlookカレンダーを選択しました。それがOutlookDiaryという名前で2014年にWindows Store(現在のMicrosoft Store)に出したアプリです。ただ、当初はOutlookカレンダーのAPIが今ほど整備されていなかったので、アプリの作成にはかなり苦労した記憶があります。。。
その後、本業の仕事が忙しくなってなかなかアプリのメンテナンスが滞っている間にOutlookカレンダーのAPIが変更になってしまって、アプリからOutlookカレンダーに保存した日記データにアクセスできなくなってしまうという事態になってしまいました。日記データはOutlookカレンダーに保存されているので、データ自体は問題ないのですが、今まで保存した日記が読み込めなくなってしまうということになってしまい、せっかくアプリを使ってくれている方には大変申し訳ないことになってしまいました。
2018年ごろになるとMicrosoftのOutlookカレンダーへアクセスするためのAPIの情報もだいぶ整ってきて、本業の仕事も少し余裕が出てきたので新しいAPIを使ってアプリを作り変えました。それが今公開しているアプリです。Outlookカレンダーを含めたMicrosoftのクラウドサービスに接続するためのAPIがMinecraft Graphとして整備されたので、現在のアプリはMicrosoft Graphを用いています。
ちなみに、もともとのアプリ名はOutlookDiaryでMicrosoftの審査も通っていたのですが、2018年になると急にMicrosoftの審査基準が変わったようでOutlookDiaryという名前が著作権的にNGになってしまったので、名称をLife Story 365と変更しました。
Life Story 365の現在の開発状況
結局、2018年に現在のアプリをリリースしてから、何かと忙しくてアップデートはできていないのですが、少しずつ開発は続けています(やや停滞気味ですが…)。今は日記アプリですが、例えば写真とか他の情報も時系列で管理できるようにして、ライフログ的な感じのアプリに発展していければいいなと夢見ています。
ということで、時間はかかると思いますが、少しずつ開発を続けていきたいと考えているので、やさしく見守っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
開発の状況やアプリのこと、その他UWPアプリ開発のことなどをアプリ開発ノートとしてアップしていこうと思っています。
コメント
コメント一覧 (2件)
日経PC21 2021 2月号にて紹介記事を参照して「life story 365」をダウンロードしました。
昨日、日記を初めて書いて保存しました。
さて、読み直すために呼び出そうとしましたが、その方法が解っていないので調べる途上で、
貴社のHPに当たりました。
今までは、Facebookが提供している機能を利用して「思い出」を書いていますが、いまいち
使い勝手が充分でないので長続きせず放置状態となっています。
貴社の今後の開発に大いに期待しています。
*写真の添付機能。
*過去の記録に遡って記録・修正・追加が簡単にできる機能。
*B5・A4サイズのワード文章をはりつけが出来る機能。
*高齢者でも使いこなせる簡単機能orその指導解説書の添付。
*Facebook・Blog・Twitter・Instagram等SNSとの連携機能付与。
*Line・Zoomとの連携機能付与。
*日本語で文章を書いて、ボタン一つで翻訳機能(日本語➡英語・タイ語など外国語に)
をしてくれるような機能。
今、思いついた希望項目を列挙してみました。(♂・後期高齢者)
貴重なコメントをいただき、誠にありがとうございます。
保存した日記が読みだせないとのことで、ご不便をおかけしており大変申し訳ありません。
もう少し使いやすくしたいのですが、如何せん趣味レベルの個人開発のアプリケーションですので、機能やその解説が追いついておらず心苦しい限りです。
そのような中でもこのようにご提案頂けると、開発の励みになり大変ありがたいです。今後も少しずつ開発を続けていこうと思っております。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。